鎌倉の建築物では唯一の国宝です。
舎利殿は、もとは西御門にあった尼寺太平寺の仏殿で、室町時代中期(15世紀)頃の建築物と推定され、日本最古の唐様(禅宗様)建築物です。
舎利殿という名称は、「仏舎利」(釈迦の骨(右奥歯))が納められているため、そう付けられました。
この仏舎利は、1216年(建保4年)、三代将軍源実朝が宋の能仁寺より請来したもので、源頼朝が創建した勝長寿院に安置された後、源実朝が創建した大慈寺に納められていました。
のちに、九代執権北条貞時によって円覚寺に移され、現在は、正続院の「舎利殿」に納められています。
舎利殿の特別公開は、5月3日・4日・5日の3日間。
拝観時間は9:00~16:00。
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