鎌倉大仏 |
現在の青銅製の鎌倉大仏は、1252年(建長4年)に鋳造が開始され、大仏殿に安置されたといいますが、その完成の時期は明らかではありません。
参考:鎌倉の大仏さま~高徳院~
宋の影響を受けた仏像で「国宝」に指定されています。
中国の宋朝様式の中にも日本風の意匠が認められる傑作 。 |
鎌倉に大仏を造ろうとしたのは源頼朝だったともいわれています。
頼朝の意志を受け継いだのが仕えていた稲多野局で、僧浄光が勧進活動を行い、都会の人も田舎の人も身分の上下に関係なく寄進を行ったと伝えられています。
1238年(嘉禎4年)から大仏造立工事が始められ、6年後の1243年(寛元元年)に完成した大仏は、木製のものでした。
しかし、せっかく造られた大仏は、1247年(宝治元年)に台風のため崩壊してしまいます。
それから5年後に、現在の青銅製の大仏の鋳造が開始されます。
完成した大仏は、大仏殿に安置されていましたが、1495年(明応4年)に起きた大地震による津波で、大仏殿が流され露座になったと伝えられています。
鎌倉大仏には金箔が施されていました。 よく見ると顔にその面影が残されています。 |
大仏の周りに並んでいる石は、大仏殿の礎石です。 |
世界文化遺産候補21の史跡 |
鎌倉手帳
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