別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2012年1月31日火曜日

世界文化遺産候補・・・建長寺

建長寺

建長寺は、1253年(建長5年)、五代執権北条時頼が宋の蘭渓道隆を招いて開いた「日本初の禅専門道場」です。

道隆は宋の厳格な禅を我が国に持ち込み、その指導書である墨跡「法語規則」は国宝に指定されています。

建長寺の国宝~法語規則と蘭渓道隆像~

庭園

仏殿前のビャクシンの古木(前栽列樹)と、蘭渓道隆の作庭といわれる方丈背後の庭園は、国の名勝に指定されています。

山門

国重文。楼上には、釈迦如来・五百羅漢・十六羅漢が安置されています。


現在の山門は、1775年(安永4年)、万拙碩誼(ばんせつせきぎ)によって再建されたもので、古狸が再建の勧進に活躍したことから「狸の三門」と呼ばれています。




仏殿

国重文。
本尊は地蔵菩薩坐像。
現在の仏殿は、1647年(正保4年)、芝増上寺の徳川二代将軍秀忠夫人(崇源院)の御霊屋が移築されたものです。


法堂

国重文。
現在の法堂は、1814年(文化11年)に再建(上棟)されたもので、関東一の大きさを誇ります。
鎌倉で唯一の法堂です。



開山蘭渓道隆(大覚禅師)の塔所。
昭堂・唐門・大覚禅師塔は国重文。
唐門は芝増上寺の徳川二代将軍秀忠夫人(崇源院)の御霊屋から移築されたものです。


唐門

国重文。
方丈前の唐門(勅使門)は、芝増上寺の徳川二代将軍秀忠夫人(崇源院)の御霊屋から移築されたものです。
平成23年に保存修理が完了し、華美な姿が復元されました。


梵鐘

国宝。
鋳物師物部重光による鋳造。
大旦那は北条時頼、撰文は蘭渓道隆



塔頭回春院の奥、十王岩の下方に分布する「やぐら群」の中の中心的な「やぐら」です。



世界文化遺産候補21の史跡



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