108回の鐘が撞かれますが、そのうち107回までを旧年中に撞き、残りの1回を新年に撞くというのが一般的な作法のようです。
108という数については・・・
「煩悩の数」とする説が多く語られているようですが、
かなり複雑な計算によって導き出されたものもあります。
(眼・耳・鼻・舌・身・意)の6に、(苦・楽・不苦不楽)の3を掛けます。
6×3 = 18
続きまして・・・
この18に(貧者と無貧者)の2を掛けます。
18×2=36
さらにこの36に(過去・現在・未来)の3を掛けます。
すると・・・36×3=108
そして、一年十二ヶ月・二十四気・七十二候の和であるという説もあります。
(12+24+72=108)
~鎌倉を代表する梵鐘~
円覚寺の梵鐘(洪鐘) |
鎌倉最大の梵鐘。九代執権北条貞時が江ノ島に参籠して鋳造に成功させたという伝説の梵鐘で、「国宝」に指定されています。
この鐘を吊す鉄環は、名刀正宗で知られる刀工正宗の作と伝えられています。
建長寺の梵鐘 |
「関東一の美しさ」といわれる梵鐘で、「国宝」に指定されています。
五代執権北条時頼の寄進。撰文は開山の蘭渓道隆。建長寺創建当時の貴重な遺品です。
東慶寺の梵鐘 |
材木座の補陀洛寺から移された梵鐘です。分捕り品となって土中に埋められた鐘を、のちに農民が掘り出したものと伝えられています。
もともとの東慶寺の梵鐘は、伊豆韮山の本立寺にあります。
本覚寺の梵鐘 |
本覚寺開山の日出が、木更津八幡宮別当との論争に勝利して得た梵鐘です。
「石渡造左衛門という者が担いで持って帰ってきた」という伝説が残されています。
この外、鎌倉最古の梵鐘といわれる常楽寺の梵鐘は、鎌倉国宝館に寄託されています。
長谷寺の梵鐘も常楽寺・建長寺に次ぐ古鐘ですが、現在は長谷寺の宝物館に置かれています。
大船観音寺(23時から先着順に整理券配布)
浄智寺(先着108名:23時から整理券配布)
長谷寺(先着108組:22時50分頃から整理券配布)
龍寳寺(先着108組:23時頃から整理券配布)
円覚寺(先着400名)
光明寺
浄光明寺(1時終了:「源頼朝挙兵の伝説」が残る不動明王の開帳)
青蓮寺
瑞泉寺
東慶寺(先着108名:あかつきの鐘は全員)
本覚寺
満福寺
薬王寺
杉本寺
妙本寺(先着108名)
鎌倉三名鐘
https://www.yoritomo-japan.com/page142meisho.htm
鎌倉手帳
https://www.yoritomo-japan.com/kamakura.html