別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2024年10月20日日曜日

萬福寺の法堂・大雄宝殿・天王殿が国宝に。~京都宇治~


2024年(令和6年)10月18日、文化審議会は宇治の萬福寺法堂大雄宝殿天王殿を国宝とする答申をしました。

萬福寺は禅宗の一派・黄檗宗(おうばく)の大本山。

中国明の僧・隠元隆琦が開いた寺で、明朝禅を今に伝えています。



萬福寺法堂

法堂(はっとう)は、説法をする場所。


萬福寺大雄宝殿

大雄宝殿(だいゆうほうでん)は本堂。

本尊は釈迦如来坐像(脇侍は迦葉と阿難)。

左右には十八羅漢、背後には開山隠元隆琦の像が安置されています。


萬福寺天王殿

天王殿には都七福神の一つ布袋尊像が安置されています。

左右には四天王像、背後には韋駄天像。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆



萬福寺の伽藍様式は明朝風。

三門天王殿大雄宝殿法堂が一直線に並び、その左右には諸堂が整然と配置され、全てが回廊で結ばれています。




萬福寺



都七福神









☆ ☆ ☆ ☆ ☆

鎌倉との繋がりを求めて!
奈良京都

京都五山


源義経をめぐる京都

歴史めぐり源頼朝


よりともジャパン.com

今日から湘南キャンドル~江の島~





湘南キャンドルは、10000基のろうそくに火が灯される幻想的なイベント。

11月4日(月祝)まで江の島サムエルコッキング苑で開催されます。

点灯時間:17:00~20:00
土日祝日は21:00まで
(最終入場 19:30)



湘南キャンドル


江の島








☆ ☆ ☆ ☆ ☆


長谷の市


龍の口竹灯籠


宝物風入


旧川喜多邸別邸


鎌倉の紅葉

長谷寺ライトアップ


よりともジャパン.com


2024年10月19日土曜日

まんだら堂やぐら群~2024秋の限定公開~


秋のまんだら堂やぐら群の限定公開は、以下のとおり予定されています。




公開期間
令和6年10月19日(土)~12月16日(月)
(※土・日・月・祝日のみの公開です)

公開時間
10:00~16:00




より大きな地図で まんだら堂やぐら群 を表示



JR逗子駅から・・・亀が岡団地循環バス

「緑ヶ丘入口」下車徒歩8分 または 「亀が岡団地北」下車徒歩5分


JR鎌倉駅から・・・緑ヶ丘入口行バス

「緑ヶ丘入口」下車徒歩8分




まんだら堂やぐら群


鎌倉ハイキング


鎌倉の紅葉







☆ ☆ ☆ ☆ ☆


湘南キャンドル


龍の口竹灯籠


宝物風入


旧川喜多邸別邸



よりともジャパン.com


2024年10月18日金曜日

敦康親王を東宮にしたかった藤原彰子


1011年(寛弘8年)春先から体調を崩した一条天皇

6月13日には、居貞親王(三条天皇)に譲位。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


譲位の際、一条天皇藤原定子が生んだ敦康親王を東宮(皇太子)にしたかったようですが、藤原行成に説得され、藤原彰子が生んだ敦成親王を東宮とすることに決めます。

敦康親王を大切に育ててきた彰子はどうだったのか?

やはり、自ら生んだ子を東宮にしたかったのでしょうか?

実は・・・

敦康親王を東宮にと考えていました。

彰子は藤原道長に何度も敦康親王を東宮にするよう頼んでいたようですが、敦成親王を東宮にして早く天皇の外戚となりたい道長が聞き入れるはずがありませんでした。

行成の『権記』には、「彰子が道長を怨んだ」と記されています。



📎東宮になれなかった
(敦康親王藤原行成が一条天皇に進言したこと)




☆ ☆ ☆ ☆ ☆


居貞親王に譲位した一条天皇は、6月22日、一条院で崩御(32歳)。









紫式部


藤原道長

藤原彰子


一条天皇









☆ ☆ ☆ ☆ ☆


源氏物語

光源氏


紫式部の京都

平安宮 源氏物語ゆかりの地

琵琶湖で紫式部・源氏物語

源氏物語 須磨・明石

宇治十帖


紫式部年表


紫式部・源氏物語・光源氏ゆかりの地めぐり~光る君へ~


よりともジャパン.com


2024年10月16日水曜日

浄楽寺の運慶仏、2024年秋は横須賀美術館で。


(横須賀市芦名)


浄楽寺は、源頼朝とともに鎌倉に武家政権を樹立させた和田義盛が建立した寺。

「木造阿弥陀如来及両脇侍像」、「木造不動明王・毘沙門天立像」は、胎内の銘札から和田義盛の発願で運慶が造立したものと判明しています。


木造阿弥陀三尊像

木造不動明王・毘沙門天立像


運慶興福寺を拠点に活動していた奈良仏師・康慶の子。

奈良仏師は、京都の平等院阿弥陀如来坐像を造立した定朝の流れをくむ仏師集団。

正系の成朝は、源頼朝が建立した勝長寿院の「黄金の阿弥陀仏」を造立したことで知られています。

成朝没後は、傍系の康慶、運慶らの慶派に受け継がれました。


浄楽寺では3月3日と10月19日に運慶仏の特別開帳が行われていますが、2025年3月まで安置されている収蔵庫が改修工事のため拝観できません。

2024年秋は、横須賀美術館の運慶展で拝観ください。




会期
2024年10月26日(土)~12月22日(日)

開館時間
10:00~18:00

休館日
11月5日(火)、12月2日(月)

観覧料
一般 1,000円
高校生・大学生・65歳以上 800円
中学生以下 無料
※11月3日は無料観覧


浄楽寺の運慶仏のほか、

三浦氏三代(為通・為継・義継)の菩提寺・清雲寺の滝見観音像や

和田義盛の身代わりとなったといわれる天養院の薬師如来像

が展示されます。




運慶

和田義盛


運慶展

鎌倉の伝運慶仏








☆ ☆ ☆ ☆ ☆


湘南キャンドル

龍の口竹灯籠


宝物風入


旧川喜多邸別邸


鎌倉の紅葉

長谷寺ライトアップ


よりともジャパン.com