「光る君へ」第6話では、まひろ(紫式部)は、散楽の直秀らに笑いの種にするための物語を提案しますが・・・
直秀に
「その話のどこが面白い。
散楽を観に来る者たちは笑いたいから辻に集まるんだ。
下々の世界では『おかしきことこそめだたけれ』」
と言われてしましました。
次回のタイトルは「おかしきことこそ」。
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「光る君へ」で紫式部が『源氏物語』を書き始めるのはまだ先になりそうですが・・・
『源氏物語』~蛍の巻~には光源氏の言葉として、
「日本紀などは、ただ、片そばぞかし。これらにこそ、道々しく、くはしき事はあらめ」
(『日本紀』などは、ほんの一部分にすぎない歴史で、物語にこそ道理にかなった詳しいことが書かれている。)
と語っています。
赤染衛門が作者といわれる『栄花物語』は、「紫式部の物語論」に強く影響されているようです。
📎紫式部の物語論~『源氏物語』~蛍の巻~
次回は
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