別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2024年1月24日水曜日

遍昭僧正の五節の舞姫の歌~天女のように美しい舞姫~


遍昭(良岑宗貞)は、花山天皇が出家した元慶寺を建立し、紫式部が生まれた紫野雲林院の別当を兼ねた僧。

歌人として知られる遍昭は五節の舞姫を見て

「あまつ風雲の通ひ路吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ」

と詠んでいます。

五節の舞姫たちが天女のように美しく、もっと見ていたいという思いから詠んだ歌のようです。




元慶寺は、868年(貞観10年)、藤原高子の発願により遍昭が開いた寺院。

986年( 寛和2年)6月23日、藤原兼家道兼父子の謀により花山天皇が出家した寺でもあります(寛和の変)。




雲林院は淳和天皇の離宮・紫野院として造営されたのが始まり。

現在は大徳寺の境外塔頭となっていますが、大徳寺は衰退してしまった雲林院の敷地内に建てられた寺です。

雲林院のある地は「紫野」。

『源氏物語』の作者・紫式部は紫野で生まれ育ったのだとか。









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