別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2021年2月18日木曜日

朝廷に弓引くことの恐怖~北条義時:承久の乱~




『吾妻鏡』によると・・・

1221年(承久3年)6月8日戌の刻(午後8時頃)、北条義時の館の釜殿(湯殿)に落雷がありました。

下働きの男一人が死亡しています。

子の泰時、弟の時房らをはじめとする幕府軍が、朝廷軍との戦いで勝利したという報が届き始めたときの出来事でした。


恐れた義時は大江広元を招いて、

「泰時の上洛は朝廷を倒すためだが、今このような不気味な出来事があった。

もしかしたら幕府の運命もこれまでという前兆ではないだろうか?」

と語ります。

すると大江広元は、

「君主や家臣の運命は、全て天地が決めるもの。

今度の事を心配することはない。

むしろ幕府にとっては吉例かもしれない。

かつて頼朝様が奥州を攻めたときにも落雷があったが勝利を収めた。

幕府にとって落雷は吉兆」

と言って宥め、一応、陰陽師に占わせたところ「吉」と出たのだといいます。




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