大庭景親の妻を祀る御堂。
1159年(平治元年)の平治の乱で平清盛に負けた源頼朝は、翌年3月、伊豆国流罪となりました。
伊豆国での頼朝は、平治の乱後、家臣の裏切に遭い、尾張国野間で最期を遂げた父義朝の菩提を弔う毎日でしたが、一方では源氏再興を祈願して三嶋大社への参拝を重ねていたのだといいます。
そんな頼朝を暗殺しようとしたのが平家方の大庭景親でした。
伝説によると・・・
ある時、景親は三嶋大社の近くの暗闇で人影を見つけます。
頼朝だと思った景親は、その人影に斬りつけ殺しましたが・・・
それは頼朝ではなく自分の妻でした。
景親の妻は、源氏に縁のある人物で、夫の頼朝暗殺を止めようとしていたのだといいます。
妻の冥福を祈って建てたのが妻塚なのだと伝えられています。
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