中世の鎌倉には、「鎌倉七座」と呼ばれる座があったといいます。
「座」というのは販売や製造の独占権を持つ組合のようなもので、「材木座」という地名もそこからのものであろうといわれています。
材木座海岸の冬は、「ワカメ」の香りでいっぱいです。
かつては、「ノリ」の養殖も行われ、海には簀立(すだて)が並んでいたそうです。
材木座海岸の東の端は、日本最古の築港遺跡の和賀江嶋です。
「和賀」というのは、材木座の古名だともいわれています。
鎌倉天王唄 |
1180年(治承4年)、鎌倉に入った源頼朝が鶴岡八幡宮を造営する際、その建材を陸揚げしたのが材木座海岸だったといいます。
そのときに人夫によって謡われたのが「鎌倉天王唄」だったと伝えられています。
1月11日に行われる「汐まつり」(汐神楽)では、天王唄が奉納されます。
浜には、「湯がき」されて、きれいな緑色に染まった「ワカメ」が干されます。
参考:鎌倉の海:「わかめ干し」の季節
鎌倉の海
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/umi.htm
鎌倉手帳
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/kamakura.html