別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年2月16日水曜日

冬の材木座海岸

夏は海水浴客で賑わう材木座海岸ですが、冬も富士山、稲村ヶ崎江の島をきれいに眺めることがでる観光スポットです。




中世の鎌倉には、「鎌倉七座」と呼ばれる座があったといいます。

「座」というのは販売や製造の独占権を持つ組合のようなもので、「材木座」という地名もそこからのものであろうといわれています。




材木座海岸の冬は、「ワカメ」の香りでいっぱいです。

かつては、「ノリ」の養殖も行われ、海には簀立(すだて)が並んでいたそうです。




材木座海岸の東の端は、日本最古の築港遺跡の和賀江嶋です。

「和賀」というのは、材木座の古名だともいわれています。


鎌倉天王唄


1180年(治承4年)、鎌倉に入った源頼朝鶴岡八幡宮を造営する際、その建材を陸揚げしたのが材木座海岸だったといいます。

そのときに人夫によって謡われたのが「鎌倉天王唄」だったと伝えられています。

1月11日に行われる「汐まつり」(汐神楽)では、天王唄が奉納されます。





浜には、「湯がき」されて、きれいな緑色に染まった「ワカメ」が干されます。

参考:鎌倉の海:「わかめ干し」の季節


鎌倉の海
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/umi.htm
鎌倉手帳
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/kamakura.html

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