次の表は、坂東三十三観音霊場のうち、鎌倉市内にある寺院についてまとめたものである。
次の ① ~ ④ にあてはまる語句を、漢字で書きなさい。
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坂東三十三観音は、
杉本寺を第一番として開設された三十三箇所の観音霊場。
源頼朝の観音信仰と、
源平の戦いで西国に赴いた武者たちが西国三十三箇所の霊場を観たことで、鎌倉時代初期の開設につながったのだといいます。
西国三十三箇所の開祖は、
大和国長谷寺や
鎌倉長谷寺を開いた徳道。
御詠歌は、中興した
花山法皇が巡礼した際に木の短冊にしたためた和歌なのだとか。
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杉本寺は、731年(天平3年)、関東地方で布教していた行基が、自ら彫刻した観音像を安置したことに始まり、観音さまのお告げを受けたという光明皇后が、734年(天平6年)、
本堂を建立したのだと伝えられています。
正式名は大蔵山杉本寺。
本尊は、
行基・慈覚・
恵心の三体の
十一面観音。
恵心の十一面観音は
花山天皇の発願なのだとか。
安養院は、
北条政子が笹目に建てた
長楽寺を前身とする寺。
正式名は祇園山安養院田代寺。
本尊は
源頼朝が
伊豆の
蛭ヶ小島の流人の頃から仕えていた
田代信綱の伝説が残された
千手観音。
長谷寺の本尊は、徳道の願いによって彫られたという
十一面観音。
木造では日本最大級。
右手に錫杖を、左手に蓮華の花瓶を持ち、蓮華座ではなく岩座に立つという独特の像で、「長谷寺式十一面観音」と呼ばれています。
正式名は海光山慈照院長谷寺。
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京都は七福神発祥の地