別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2023年10月23日月曜日

源頼茂が自刃した昭陽舎~後鳥羽上皇と承久の乱~




昭陽舎(しょうようしゃ)は、平安宮内裏の後宮七殿五舎の一つ。

清少納言の父・清原元輔は、ここで『後撰和歌集』の編纂を行っています。


1219年(承久元年)7月13日、後鳥羽上皇は、在京御家人の源頼茂が将軍職に就くことを企てたとして軍を派遣。

大内裏守護の任にあった頼茂は、在所だった昭陽舎に火をかけて自刃します。

頼茂は、三代将軍の源実朝が暗殺された後、将軍職を望んでいましたが、朝廷と幕府は九条道家の子三寅を後継と決定したことから謀反を企てたのだといいます。

この合戦で、大内裏の主要殿舎が焼失。

幕府の内紛が原因で起こった大内裏焼失は、承久の乱の一因といわれています。









☆ ☆ ☆ ☆ ☆


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2023年10月3日火曜日

企画展:高野山金剛三昧院~鎌倉歴史文化交流館~




金剛三昧院は、1211年(建暦元年)、北条政子源頼朝の菩提を弔うために発願した禅定院に始まるといわれています。

1219年(承久元年)、三代将軍の源実朝が暗殺されると、実朝の菩提を弔うため、政子の命により安達景盛を奉行として伽藍造営が進められ、金剛三昧院となったようです(諸説り)。




かつて、金剛三昧院には二基の多宝塔があったそうです。

現存するのは頼朝の墳墓堂。

そして、もう一基は実朝の墳墓堂。

実朝の養育係だった大弐局の発願によるものだったのだといいます。

横浜の称名寺の塔頭光明院の大威徳明王も大弐局の発願です。




金剛三昧院を造営した安達景盛は、伊豆の流人頼朝を支えた安達盛長の長男。

母は比企尼の長女丹後内侍。

実朝が暗殺された後、京都に戻って実朝の菩提寺・遍照心院を建立した正妻・坊門姫(西八条禅尼)は・・・

寺に何か問題が起こったときは安達泰盛(景盛の孫)を頼るようにと遺言して亡くなったのだといいます。

鎌倉歴史文化交流館は、安達氏の館跡という説も。



特集展示「洪鐘祭-60年に一度の祭礼の記録-」も開催されています。

洪鐘祭は円覚寺弁財天の祭礼で、10月29日に開催される予定です。








☆ ☆ ☆ ☆ ☆

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2023年9月19日火曜日

源頼朝も信仰した中山観音




中山寺は、聖徳太子が建立したという日本最初の観音霊場。

観音信者の源頼朝は源平の戦いで荒廃した中山寺を再建したのだといわれている。




本堂には三体の十一面観音像。

西国三十三所と観音菩薩地の三十三身を表現しているのだとか。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆




『吾妻鏡』によると・・・

源頼朝の守り本尊は、清水寺から授かった二寸銀の「正(聖)観音像」。

1180年(治承4年)の挙兵の際も髻の中に入れていました。












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2023年9月17日日曜日

多井畑厄除八幡宮




多井畑厄除八幡宮は、平安前期の公卿で紫式部『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルの一人とされる在原行平が信仰した社。

鎌倉時代には平家の拠る一ノ谷へと向かう源義経が祈願した。











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2023年8月28日月曜日

源頼朝船出の地の謡坂




1180年(治承4年)8月28日、源頼朝は真鶴から安房へ向けて船出します。

頼朝が船出した岩海岸に通じる道は謡坂(うたいざか)。

頼朝を手引きした土肥実平は、頼朝の無事と再起を願って謡い踊ったのだと伝えられています。


土肥に三つの光あり

第一には八幡大菩薩我君を守り給う和光の光と覚えたり

第二には我君平家を討ち亡ぼし一天四海を照らし給う光なり

第三には実平より始めて君に志ある人々の御恩によりて子孫繁昌の光なり

嬉しや水水鳴るは瀧の水

悦び開けて照らしたる土肥の光の貴さよ

我家は何度も焼かば焼け

君が世にお出になったら広い土肥の椙山に茂る木を伐って邸など何度でも造りかえる

君を始めて万歳楽我等も共に万歳楽



真鶴岩海岸




湯河原・真鶴の源頼朝伝説


源頼朝挙兵


石橋山の戦い


熱海と源頼朝の伝説







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