996年(長徳2年)正月の除目で淡路守となった藤原為時。
しかし、為時は越前守を望んでいたため一条天皇に申文を奏上します。
その中にあったのが
「苦学寒夜、紅涙霑襟、除目後朝、蒼天在眼」
という漢詩。
「懸命に勉強したのに希望が叶わず、血の涙が襟をぬらしております。
もし、除目の変更があれば、蒼天(一条天皇)に更なる忠勤を誓うでしょう」
この漢詩によって為時は越前守に変更されたのだとか。
996年(長徳2年)、紫式部は越前守となった父藤原為時に同行して越前国へ。
紫式部公園は、紫式部の越前下向を記念して整備された公園。
紫式部公園には、金色の紫式部像が建てられています。
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