別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2020年5月5日火曜日

伊豆の国市:西琳寺~源頼政の妻菖蒲御前ゆかりの寺~




西琳寺は、弘法大師が草庵を結んだという地に建てられた寺。

弘法大師が刻んだ弥勒菩薩にちなんで弥勒寺と名付けられ、弥勒菩薩の伝説から山号を西琳山と称した真言宗の寺院でしたが、1478年(文明10年)、本願寺八世の蓮如の教化によって浄土真宗に改宗され、西琳山弥勒寺から弥勒山西琳寺と改められました。






弥勒堂

本尊の弥勒菩薩は弘法大師が高さ約3メートルの自然石に刻んだもの。

源頼政の側室菖蒲御前の念持仏であったと伝えられています。


菖蒲御前の供養塔


伊豆国の古奈で生まれたという菖蒲御前。

京都で鳥羽上皇に仕え、院中一の美女だったのだとか。

のちに源頼政の妻となりますが・・・

頼政が以仁王とともに平家打倒の挙兵して平等院で討死にすると、郷里に戻り、弥勒堂の下に草庵を結んで頼政の菩提を弔ったのだといいいます。






 以仁王の令旨と源頼朝

 平家打倒の命令書~以仁王の令旨~


 源頼朝挙兵



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