(建仁寺塔頭禅居庵)
開山は中国臨済宗の僧・清拙正澄禅師(せいせつしょうちょう)。
伝説によると・・・
正澄が海を見ながら、はるか遠い日本との縁を考えていると、猪の背に坐した摩利支天が現れてこう告げます。
「東の国には縁があるので早く船の綱を解きなさい。
我も海を渡って、永く末世の衆生を救い、国の平安をまもる」
これを聞いた正澄は、もう暫く摩利支天にその姿を留めてもらうことを願い、自ら像を作り、袈裟に包んで船に乗り込んだのだといいます。
そして博多に到着。
来日した正澄は、鎌倉の建長寺、浄智寺、円覚寺、京都の建仁寺、南禅寺に歴住しますが、常に摩利支天像を祀っていたそうです。
禅居庵の摩利支天堂に祀られているのがその像。
摩利支天堂の摩利支天は七頭の猪の上に坐しています。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
鎌倉との繋がりを求めて!
京都は七福神発祥の地