別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2021年7月29日木曜日

大姫の病気治癒祈願~源頼朝の日向参詣~

日向薬師


『吾妻鏡』によれば・・・

1194年(建久5年)7月29日、源頼朝の長女・大姫が危篤状態に陥ります。

(八方手を尽くしたといいますが、一向によくなりませんでした。)

そこで、頼朝は、「この国に2つとない効験のある薬師如来」という日向薬師の参詣を思い立ったのだといいます。

頼朝は、8月8日の早暁、日向薬師に向けて出発しています。

そして、仏に祈った後、夜になって帰ったそうです。


大姫は、1183年(寿永2年)に木曽義仲の嫡男・義高と結婚。

大姫が6歳、義高が11歳でした。

しかし翌年、頼朝は木曽義仲を討伐し、義高も殺してしまいます。

それから大姫は病気となり生涯よくなることはありませんでした。

そして、1197年(建久8年)7月14日に亡くなっています。


日向薬師

日向薬師(宝城坊)は、716年(霊亀2年)に行基によって開かれた霊山寺の別当坊。

『吾妻鏡』によると、北条政子も二度参詣しているようです。


日陰道

日陰道は日向薬師の参道。

源頼朝北条政子が歩いた道なのだとか。



日向薬師

日向の彼岸花







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