別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2017年7月26日水曜日

常盤御前ゆかりの寺~源義経をめぐる京都~

 源光寺

源光寺は、常盤地蔵とも呼ばれる臨済宗天龍寺派の尼寺。

常盤御前の墓
(源光寺)

源義経の母・常盤御前は、源光寺のある常盤の地で生まれ、晩年には生地に戻って庵を結び余生を送ったのだと伝えられています。

源光寺の門

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 宝樹寺

寶樹寺は、源義経の母・常盤御前ゆかりの薬師如来像を安置する寺。

伝説によると・・・

1159年(平治元年)12月、平治の乱で源義朝平清盛に敗れると、側室だった常盤は三人の子を連れて大和に逃れました。

しかし、常盤の母が捕えられてしまいます。

母を助けるか、三人の子を落ち延びさせるのか・・・

そして、清盛の下へ自首することを決めた常盤は、翌年2月、雪の降る中を京へと戻ってきたのだといいます。

一ノ橋にさしかかったところで、雪を避けるため松の木の下で休息をとった常盤と三人の子たち。・・・

再び歩き出そうとすると、守り本尊としていた薬師如来がつぎのように告げたのだといいます。

「私をこの地に置いて行きなさい」

その後、常盤と三人の子たちは救われたのだと伝えられています。

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