高麗版一切経を納める八角輪蔵が備えられている禅宗様の堂(重要文化財)。
もとは山口県の国清寺の経蔵だった建物で、 1602年(慶長7年)に毛利輝元が園城寺に移築。
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園城寺は源氏と深い関係にあった寺院。
1051年(永承6年)、前九年の役に出陣する源頼義が戦勝を祈願。
頼義の三男・義光は新羅善神堂で元服しました。
1159年(平治元年)の平治の乱で敗れた源義朝の子・義円(源頼朝の弟)は園城寺で出家。
鎌倉に武家政権を築いた源頼朝は園城寺を保護。
1182年(寿永元年)には、円暁を鶴岡八幡宮の別当に任命しています。
頼朝亡き後の1214年(建保元年)、延暦寺に焼かれた園城寺の再建に尽力したのは北条政子だったそうです。
2代将軍源頼家の子・公暁が修行したのも園城寺でした。
鎌倉との繋がりを求めて!