石清水八幡宮が鎮座する男山の麓を流れている放生川(大谷川)。
三勅祭の一つ石清水祭(石清水放生会)が行われることから、常に殺生禁断の川だったのだそうです。
伝説によれば・・・
昔、放生川のほとりに病気の母と息子が住んでいました。
ある時「鯉の生き血を飲ませれば病が治る」という噂を聞きつけた息子。
放生川で鯉を捕まえて、その生き血を母親に飲ませると、母親の病気が治ったのだとか。
母の病気を治すためとはいえ、殺生をしてしまった息子は、その罪を償うため、役人に名乗り出ますが、役人は親孝行の息子に感動して罰することをしなかったそうです。
そこから生まれたのが石清水八幡宮の紙鯉。
生きた鯉の代わりに紙の鯉を布団の下に敷くことで病が治ると伝えられ、また、長患いの病人が床ずれしないといわれてきたようです。
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