別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2016年7月23日土曜日

建長寺開山忌~蘭渓道隆と禅寺~

建長寺の開山は蘭渓道隆

道隆は中国(宋)の禅僧で、1246年(寛元4年)に来日しました。

北条時頼が執権となった年でした。

(京都)

来日後の数年間は京都にいたようですが、京都に活躍の場はなく鎌倉に下向。

壽福寺に寓居します。

 壽福寺
(鎌倉)

それを知った北条時頼は、道隆を常楽寺に移して禅の道場を開きました。

そのため、常楽寺は「建長寺の根本」といわれています。

 常楽寺
(鎌倉)

1253年(建長5年)、時頼が建長寺を創建。

道隆は開山に迎えられました。

 建長寺
(鎌倉)

道隆は、元(中国)の密偵との疑いをかけられ伊豆修禅寺に逃れた時期もあります。

 修禅寺
(伊豆市)

その後、壽福寺、禅興寺(現在は支院の明月院のみ。)などに住し、京都建仁寺にも住しました。

 明月院
(鎌倉)

 建仁寺三門
(京都)

その間、叡山僧徒の反抗にあって甲斐に流されたこともありました。

 東光寺
(甲府市)

晩年は鎌倉に戻り、1278年(弘安元年)7月24日、建長寺で没しています。

後世、後宇多天皇より「大覚禅師」の号を賜りました。


 開山忌

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