別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2014年12月17日水曜日

源頼朝の伊豆・箱根の二所詣

伊豆・箱根の二所詣は、走湯山(伊豆山神社)・箱根山(箱根神社)の二所権現と三嶋社を参詣するもので、1188年(文治4年)正月、源頼朝によって始められました。

この三社は、伊豆配流の身だった源頼朝が崇敬した神社。



二所詣の際には、まず鶴岡八幡宮を参詣。



由比ヶ浜では身を清める「二所精進」が行われました。


当初の行程は、鎌倉→箱根山三嶋社走湯山→鎌倉でしたが、1190年(文治6年)から鎌倉→箱根山→三嶋社→走湯山→鎌倉となっています。



箱根権現と呼ばれていた神社です。

1180年(治承4年)の源頼朝挙兵時には、石橋山で敗れた頼朝を一時匿いました。



走湯権現・伊豆山権現と呼ばれていた神社です。

源頼朝北条政子の伝説が多く残されています。



流人源頼朝が源氏再興の祈願をしたという神社です。


源頼朝が始めた二所詣は、1327年(嘉暦2年)まで続けられています。


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源頼朝ゆかりの地(伊豆・箱根)






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