別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2013年10月3日木曜日

富士山本宮浅間大社と遷宮の儀を執り行った北条義時

『吾妻鏡』によれば、1223年(貞応2年)6月20日、北条義時は、「富士浅間の宮」の「遷宮の儀」を執り行ったといいます。




『北条九代記』によれば・・・

孝霊天皇が即位して5年目に近江の琵琶湖が水をたたえ、その日に富士山がわき出しました。

863年(貞観5年)秋8月、富士山頂に天空から白衣の神女が舞い降り、それからこの宮での神事が始まったのだといいます。

祭神は、伊豆の三嶋明神の「大山祗神」(おおやまつみのかみ)の娘である「木花開耶姫」(このはなさくやひめ)。

この祭神の御加護は遠く国内に至らぬ所なく、その御威光は日本全国に及び、朝方参拝すれば夕方には願がかなってそのお礼参りをするほどだったそうです。


ということで、北条義時は深々とおじぎをして、国家の安全を祈願して、遷宮の儀を執り行ったのだと伝えられています。



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