別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2013年4月21日日曜日

鎌倉のGW2013・・・端午の節句と菖蒲(菖蒲祭・清正公祭・草鹿)

端午の節句には「菖蒲」と「よもぎ」が供えられます。

高い香りによって邪鬼を追い払う意味があるそうです。とくに「菖蒲」は、武道・武勇を重んじる「尚武」に通じています。



菖蒲祭

鶴岡八幡宮では神前に菖蒲が供えられます。

菖蒲祭では、延命長寿の祝詞が奏され「舞楽」が奉納されます。




鶴岡八幡宮に伝わる舞楽面は国の重要文化財。

5月12日まで開催されている鎌倉国宝館特別展「鎌倉の至宝」舞楽面を観ることができます。

『吾妻鏡』によれば、1189年(文治5年)3月3日、源頼朝出席のもとで行われた鶴岡八幡宮の節句の法会では、舞楽、流鏑馬(15騎)、相撲(10番)が奉納されています。

敬老会

5月5日は鶴岡八幡宮の敬老会の日でもあります。

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清正公祭

大町の妙法寺では菖蒲の入った「清正公勝守」が授与されます。




「清正公」とは戦国武将の加藤清正のこと。清正は日蓮宗信者だったといいます。妙法寺大覚堂は清正を祀るお堂です。

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草鹿

鎌倉宮の「草鹿」では、勝ち組の大将に菖蒲が授与されます。


1192年(建久3年)に征夷大将軍となった源頼朝は、後白河法皇の一周忌が終えるのを待って大軍事演習を行います。

それが1193年(建久4年)に入間野・那須野・富士裾野で催された「巻狩」です。

鎌倉宮「草鹿」は、富士裾野の巻狩を起源としているといいます。




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