そして、偉大な記憶力を授けてくれるとされ、「虚空蔵求聞持法」という祈祷が盛んに行われていました。
弘法大師(空海)もこの祈祷を行い、偉大な記憶力を授かったといいます。
成就院は、弘法大師(空海)が100日間にわたって虚空蔵菩薩をまつる修行を行なった場所といわれています。
坂ノ下の虚空蔵堂には、行基が全国行脚の途中で頭脳明晰、記憶力増進をかはる「虚空蔵求聞持法」の修行したときの伝説が残されています。
室町時代頃になると、十三仏信仰と結びついた「十三参り」という民間信仰が盛んに行われるようになります。
虚空蔵菩薩は、十三番目の仏ということから、十三という数字になぞらえて、数え年13歳になった少年・少女が旧暦の3月13日にお参りするという風習が生まれました。
そして、この日にお参りすると知慧を授かり、頭がよくなると言われてきました。
虚空蔵堂では、1月、5月、9月の13日に「護摩焚き供養」が行われ、虚空蔵菩薩が開帳されます。
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