別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2012年10月7日日曜日

里山ふれあい祭り・・・鎌倉:御谷2012/10/06

鶴岡八幡宮の背後の山と谷は、「御谷」(おやつ)と呼ばれ、かつては鶴岡八幡宮供僧坊(二十五坊)がありました。


昭和30年代には、御谷の緑地開発問題が発生し、作家大佛次郎をはじめとする著名人が加わった開発反対運動が展開されました。

反対派は、鎌倉風致保存会を設立して土地を買い取り、大切な緑地を守ることに成功しています(日本初のナショナルトラスト運動)。


里山ふれあい祭り


御谷では、毎年、鎌倉風致保存会の皆さんによって「里山ふれあい祭り」が行われています。



バームクーヘン作り

鳥小屋作り

火起こし

子供たちが楽しそうに遊んでいました。
何よりも素晴らしい景色です。




里山とは・・・

いろんな意味の取り方があるのでしょうが、人間が開拓した田や畑といった農地と、人間が手入れしてきた林や森のこと。

つまり人間がつくった自然であり歴史遺産です。

しかし・・・

今の日本の国は、その大切な遺産の開発が進み、森林がそのまま放置され産業廃棄物などの置き場になっています。

どうしたらいいのでしょうかね。






 鎌倉手帳