鶴岡八幡宮の裏山は「大臣山」と呼ばれています。
何故「大臣山」と呼ぶのかは定かではありませんが、
名の由来を語るものの一つとして・・・
藤原鎌足が鹿島神宮を詣でた折、由比の里に立ち寄ったといいます。
その時の夢のお告げによって所持していた鎌槍を埋めたのがこの山で、そのため「大臣山」と呼ばれるようになったという伝説が残されています。
※鎌足の伝説は浄妙寺にも残されています。
「大臣山」という名称は『吾妻鏡』にも登場していないようです。
源頼朝が鶴岡八幡宮を遷座したときの記事にも「小林郷北山」と記されているのみです。
八幡大神を祀る奥の山という意味で「大神山」とするのが正しいという説もあります。
現在は大臣山に登ることは出来ません。
「明治天皇閲兵之処」の碑
1873年(明治6年)4月15日、明治天皇は、大臣山から我が国最初の陸軍野外演習を観戦しました。
この碑は、昭和3年の御大典記念(昭和天皇の即位)に、鶴岡八幡宮奉賛会、在郷軍人会鎌倉町分会、同鎌倉郡連合分会によって建てられたものです。
鶴岡八幡宮の森は「かながわの美林50選」に選定されています。