別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年2月24日木曜日

江ノ電

タンコロ
鎌倉海浜公園(由比ヶ浜)に置かれているタンコロです。
昭和6年に誕生し、約50年間、鎌倉の街を走り続けました。

江ノ電は、

藤沢と小町間をつなぐ電気鉄道として開業しました。
(当時は、全国で6番目の電気鉄道として開業しています。)

明治35年9月1日 まず藤沢~片瀬間が開業します。

明治36年6月20日 片瀬~行合間が開業

明治36年7月17日 行合~追揚間が開業

明治37年4月1日  追揚~極楽寺間が開業

明治39年6月10日 極楽寺~大町間の工事開始

明治40年2月 極楽寺と長谷の間の隧道工事竣工

明治40年8月16日 極楽寺~大町間が開業
(参考:江ノ電大町停留所

そして・・・

明治43年10月26日、横須賀線立体交差工事が竣工し、11月4日、大町~小町間が開業したことによって、当初の計画どおり藤沢~小町の全線が開通しました。




江ノ島腰越間は路面電車となり、腰越鎌倉高校前七里ヶ浜稲村ヶ崎の間は海岸線を走ります。




江ノ電の路線は、

カーブが多く、住宅の隙間を通り抜けたり、路面に出たり、トンネルをくぐったりと様々な景色を見せてくれていますが、人力車の組合などからの反発があって、土地の買収が円滑に進まず、買収した土地をつなぎ合わせた結果、現在のような路線となったのだそうです。



江ノ電唯一のトンネル「極楽洞」(極楽寺~長谷間)は、鎌倉市の景観重要建築物等に指定されています。




現在、江ノ電には15の駅があって、藤沢鎌倉間を34分でつないでいます。

鎌倉高校前駅極楽寺駅は「関東の駅百選」(関東運輸局)に選定されました。


鎌倉駅
昭和24年、
鎌倉駅が現在の場所に移されています。


昨年、全線開通100周年を迎えました。

現在は、全国で3番目に古い電気鉄道として活躍しています。



毎年11月中旬から2月中旬まで「江ノ電イルミネーション」が実施され、鎌倉駅長谷駅鎌倉高校前駅江ノ島駅が電飾されています。


江ノ電で鎌倉巡り
https://www.yoritomo-japan.com/enoden.htm


鎌倉手帳


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