方丈前の唐門(勅使門)と西来庵の唐門も同じく崇源院の御霊屋が移築されました。
この建物は、徳川家の霊廟の中でも最初に禅宗様を取り入れた建築物です。
徳川家からの下賜は、江戸幕府の建長寺に対する位置付けが高かったことを示しています。
仏殿は、大正11年、国の重要文化財に指定されています。
『吾妻鏡』には、「丈六の地蔵菩薩をもって中尊となし、同像千體を安置す」と記されています。
現在の本尊は室町期の作と考えられています。
内部の様子からもかなり華麗な建物であったと考えられます。
彫刻
天井の金箔が施された彩画