別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年1月30日日曜日

東日本最大の法堂~建長寺~

 建長寺の現在の法堂は、1802年(享和2年)に再建の計画がなされ、翌年脇棟梁河内長左衛門が10分の1の正面図を引きます。

釿始(工事の開始)は1808年(文化5年)、工程ごとに勧進が行われたため、17年後の1825年(文政8年)にやっと完成しました。


法堂

東日本最大の禅宗様の法堂です。
棟高約20メートル、上層軒出は4.4メートル。
屋根は瓦葺でしたが、1837年(天保8年)に茅葺に変更されます。
昭和28年に銅板葺となりました。



鎌倉で法堂のある寺院は建長寺のみです。

当初の法堂は、建長寺開基の五代執権北条時頼の十三回忌のときに創建されました。
昭和29年に国の重要文化財の指定を受けています。


海東法窟の扁額

かつては東外門に掲げてあった扁額です。
西外門の「天下禅林」の扁額と同じく竹西の筆の模刻です。


法堂の本尊は千手観音です。

本尊の前には、極限の苦行・禁欲(断食)をしている姿を表現した「釈迦釈迦苦行像」が安置されています。

最近、華厳小宝塔が安置されました。

天井には、日本画家、小泉淳作による雲龍図が描かれています。


建長寺
https://www.yoritomo-japan.com/page138kentyoji.htm
建長寺法堂
https://www.yoritomo-japan.com/kentyoji-hattoh.htm
鎌倉手帳
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