昔の名称はどのようなものであったかわかりませんが、御霊神社や星ノ井・虚空蔵堂の歴史からすると古くからの道であることは確かです。
極楽寺切通ができる前の稲村路とも重なっている道なのかもしれません。
稲瀬川の石碑 |
由比ヶ浜へと流れる稲瀬川は、万葉集にも詠まれた川といわれています。
源頼朝が鎌倉に入った頃は、ここが鎌倉の西の境だったと考えられています。
国道134号線の交差点 |
稲瀬川の石碑からすぐのV字の交差点。
国道沿いに進めば、霊山ヶ崎の埋立地を通って稲村ヶ崎に到達します。
右の細い道は、御霊神社・星ノ井・虚空蔵堂を経て極楽寺切通に通ずる道です。
(※右の道は一方通行の出口です。)
大太刀稲荷神社 |
V字の交差点にある稲荷神社。
大太刀稲荷神社ということのみで詳しい由緒等が不明です。
庚申塚 古くからの道であることを物語っています。 |
この交差点を右に行くと・・・江ノ電長谷駅・収玄寺・長谷寺・鎌倉大仏方面です。
かなり分かりづらい場所にある稲荷社。 海が見える稲荷社です。 |
名前も由緒も不明ですが、 漁村らしい景色が味わえる稲荷社です。 |
星の井通りの交差点 ここから見える海がなんともいえません。 |
御霊神社の入口 力餅家は江戸時代から続く老舗です。 名物は「権五郎力餅」。 https://www.yoritomo-japan.com/sangyo/tikaramoti.htm |
力餅家の権五郎力餅と福面まんじゅう(okadoのブログ)
https://okadosblog.blogspot.com/2011/01/blog-post_6036.html
御霊神社 |
鎌倉権五郎景政を祭神とした神社です。
景政は後三年の役での武功が知られています。
「権五郎神社」とも呼ばれ親しまれている神社です。
坂ノ下は、一昔前の雰囲気を残す懐かしい感じのする所です。
御霊神社の例祭の時には、神奈川県の無形民俗文化財にもなっている面掛行列が行われます。
~奇祭 面掛行列(okadoのブログ)~
https://okadosblog.blogspot.com/2010/11/blog-post_05.html
星ノ井(星月ノ井) |
行基の虚空蔵菩薩の伝説で知られている井戸で鎌倉十井の一つです。
明治時代まではこの井戸の水が売られ、多くの茶店があったそうです。
虚空蔵堂 |
本当の名は「星井寺」といいます。
行基が彫った虚空蔵菩薩が祀られています。
星ノ井の伝説が残されているお堂です。
鎌倉手帳