別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2010年11月30日火曜日

川崎大師を参詣

高野山薬王寺、成田山新勝寺とともに関東三本山として知らる「川崎大師」は、正式名称を金剛山金乗院平間寺といいます。


京急「川崎大師駅」
現在の京浜急行電鉄(京急)は、
川崎大師への参詣客を運ぶために開業した「大師電気鉄道」が基になっています。

川崎大師駅の南口
まだ9時ちょっとすぎですので、ほとんどの店が開店前です。

仲見世
トントコという飴切りの音で知られている通りです。
そういえば、鎌倉の小町通りにもあったような・・・。
こちらも、開いている店が少ないです。

大山門
仲見世を過ぎると大山門。
四方に四天王像が安置されています。
(京都の東寺の四天王像を模刻したものということです。)

本 堂
無実の罪をきせられ、
流浪のあげく川崎に辿り着いた平間兼乗(ひらまかねのり)という武士が、
夢のお告げによって弘法大師の尊像を海中から引き上げました。
兼乗は、その尊像を浄め、草庵を建ててその供養を怠りませんでした。
その信仰のおかげで、罪が晴れて生国の尾張国に戻ることができたといいます。
寺を建てたのは、高野山の尊賢という僧で、本尊は「厄除弘法大師」です。
寺の名称は、兼乗の姓「平間」に由来しています。

八角五重塔
五重塔の朱とイチョウの黄がきれいです。



遍路姿の弘法大師像
弘法大師は、中国唐から真言密教を伝えた高僧です。
筆の達人としても知られ、嵯峨天皇、橘逸勢とともに三筆に数えられています。
密教寺院では「護摩修行」が行われますが、
「護摩」には「焚く」とか「焼く」という意味があって、
仏の智慧の火で煩悩を焼き尽くす儀式なのだそうです。

不動堂

不動門

経蔵

薬師堂


江戸消防祈念碑

しょうづかの婆さん




鎌倉手帳
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/kamakura.html