阿しゅく如来・・・縁日:4日
鎌倉では、覚園寺の愛染堂に安置されている尊像が知られています。
阿しゅく如来は、「鏡のように全てを映し出す」という仏さま。
覚園寺・・・鎌倉十三仏第11番札所 |
弥勒菩薩・・・縁日:5日
弥勒菩薩は、未来に現れて「仏陀」になるという仏さまです。
七福神の一つ布袋尊(布袋和尚)は、弥勒菩薩の化身ともいわれています。
浄智寺・・・鎌倉十三仏第六番札所 |
浄智寺の布袋尊・・・鎌倉・江の島七福神 |
薬師如来・・・縁日:8日
海蔵寺の薬師如来は、胎内にもう一つ薬師如来の頭部が納められた仏像。
覚園寺の薬師如来は、国の重用文化財。
薬師如来は、「生きている者を救う」という仏さま。
海蔵寺・・・鎌倉十三仏第七番札所 |
源頼朝が大姫の病気快復を祈願したという日向薬師(伊勢原市)では、元旦から3日と1月8日の「初薬師」の日に、秘仏の薬師如来像が開帳されます。
(参考:大姫の病気治癒祈願~源頼朝・・・日向薬師を参詣~)
日向薬師 |
逗子の古刹神武寺では、年末12月13日の煤払いの日に秘仏の薬師如来が開帳されます。
(参考:神武寺の煤払い~本尊薬師如来開扉特別拝観)
辻の薬師堂には、行基作の薬師如来が安置され、もとは、東光寺の本尊だったものと伝えられています。
虚空蔵菩薩・・・縁日:13日
坂ノ下の虚空蔵堂では、1月13日の「護摩焚き供養」の際に、秘仏の虚空蔵菩薩像が開帳されます。虚空蔵菩薩は、行基作と伝えられ、源頼朝によって秘仏とされたそうです。
虚空蔵菩薩は、「広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲」を持った仏さま。
虚空蔵堂・・・鎌倉十三仏第十三番札所 |
普賢菩薩・・・縁日:14日
普賢菩薩は、「世界にあまねく現れ、仏の慈悲と理知を顕して人々を救う」という仏さま。
壽福寺・・・鎌倉十三仏第四番札所 |
阿弥陀如来・・・縁日:15日
阿弥陀如来は、西方極楽浄土へと導いてくれる仏さま。
来迎寺・・・鎌倉十三仏第十番札所 |
鎌倉で阿弥陀如来と言えば、やはり鎌倉大仏。
長谷寺の「厄除阿弥陀」は、源頼朝の42歳の厄除けに造立されたといわれています。
阿弥陀如来を本尊とする光明寺は、浄土宗の関東総本山。
いずれも「鎌倉六阿弥陀」の一つに数えられています。
高徳院(鎌倉大仏) |
閻魔大王・・・縁日:16日
閻魔大王は、地蔵菩薩の化身。
圓應寺では1月16日と8月16日に「閻魔縁日」が行われます。
この日は、地獄のふたが開き、全ての餓鬼が解放される日とされています。
圓應寺・・・鎌倉十三仏第五番札所 |
観世音菩薩・・・縁日:18日
杉本寺・安養院・長谷寺は、板東観音巡礼の札所。観世音菩薩は、源頼朝も深く信仰していたといいます。
(参考:源頼朝の守り本尊~正(聖)観音像~)
観音菩薩は「般若心経」にも登場する仏さま。
杉本寺・・・鎌倉観音巡礼第一番札所 |
弘法大師・・・縁日:21日
21日は、弘法大師入寂の日。
手広の青蓮寺では、1月21日の「初大師」の日に「鎖大師」として知られる本尊「弘法大師像」が開帳されます(元旦にも開帳されるようです。)。
弘法大師は真言宗の開祖。
青蓮寺 |
地蔵菩薩・・・縁日:24日
地蔵菩薩は、弥勒菩薩(未来の仏さま)が姿を現すまでの間、人々を救済してくれる仏さま。
宝戒寺・・・鎌倉二十四地蔵第一番札所 |
文殊菩薩・・・縁日:25日
文殊菩薩は、知恵を司る仏さま。
本覚寺・・・鎌倉十三仏第三番札所 |
常楽寺では、1月25日に「文殊祭」が行われます。日本七文殊の一つとされる文殊菩薩像がこの日に開帳されます。
常楽寺の文殊祭 |
不動明王・・・縁日:28日
不動明王は、大日如来の化身。明王院では、1月28日に「初不動」が行われ、五大尊像を間近に観ることができます。
明王院・・・鎌倉十三仏第一番札所 |
鎌倉手帳
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