別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年7月11日月曜日

海の日の石上さまの例祭・・・鎌倉:坂ノ下海岸

「石上さま」(石上神社)は、坂ノ下御霊神社の境内社で、海から引き上げられた岩が祀られています。毎年、「海の日」に例祭が行われています。


石上さま

海神を鎮めるために石神として祀られました。

御霊神社境内右手に並ぶ建物の一社が石上神社です。

石は社の後方に安置されています。



その昔、
沖に大きな岩石がありました。
満潮となると海中に姿を没してしまうので、
多くの船がこの岩に衝突し難破しました。


ある日、
沖の岩石に光が放たれます。
そして、難破する船も増えました。
漁民は「海神の怒りだ」として恐れたといいます。


海神の怒りを解こうと考えた漁民は、
岩石を割って引き上げることにしました。


漁民総出で引き上げられた岩は、
氏神である御霊神社に安置されたと伝えられています。


石上神社の神輿
大小2基の神輿がありますが、
現在の
例祭では小さい神輿が海上渡御を行います。









三隻の漁船に神輿、囃子太鼓などが分乗して沖合まで渡御します。


若者たちがその後を立ち泳ぎで続き、赤飯を海神に供えます(御供流し)。

昔は、石上神社の例祭の日が「海開きの日」とされてきたようです。



石上神社例祭~御供流し~
https://www.yoritomo-japan.com/gyoji-maturi/isigami-reisai.htm
御霊神社
https://www.yoritomo-japan.com/page136gorei.htm
鎌倉手帳
https://www.yoritomo-japan.com/kamakura.html


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