別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年4月7日木曜日

鎌倉市農協連即売所(レンバイ)・・・鎌倉野菜の直売所

 「武家の古都鎌倉」ということで観光宣伝されている鎌倉市ですので、農業・農地・農村とは関係ないように思われる方もいらっしゃると思いますが・・・

坂東武士・鎌倉武士の経済的基盤は農地でした。

鎌倉幕府が滅亡した理由の一つに「勲功のあった御家人に恩賞としての農地を与えることができなかった」ということが挙げられます。 

「一所懸命」という言葉は、大農場主である坂東武士が「自分の開発した農地、または、手に入れた農地を命を懸けて守る」ということから生まれたものです。


鎌倉市農協連即売所(レンバイ)
https://www.yoritomo-japan.com/sangyo/renbai.htm

昭和3年に発足した即売所です。当時は、全国でも画期的な方法として注目を集めました。

今でもその人気は高く、旧鎌倉郡の農家の皆さんが収穫したばかりの野菜を並べています。





農作物が並ぶ風景というのは何故か気持ちよく、そして、買い物をする皆さんの目も活き活きとしています。

それはやはり「食」が生きるものにとって大切なものだからなのでしょう。


鎌倉ブランド
鎌倉の野菜は「鎌倉ブランド」として人気があります。

農業を守るためにできること・・・。
それは、農業を魅力ある職業とし、他産業並みの労働条件を確保することです。
それが、担い手不足の解消と農地・農村の発展につながります。
農業は将来のある産業です。


鎌倉市農協連即売所は、JR鎌倉駅から若宮大路に出て海岸方面に向かった左側にあります。

ここを訪れることによって、坂東武士・鎌倉武士が何よりも大切にした農地を、鎌倉住民の皆さんや鎌倉を訪れる皆さんに少しでも理解して頂けたら幸いです。




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