別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年1月24日月曜日

荏柄天神社の初天神~筆供養~

荏柄天神社は、理由なく太宰府に左遷され、その死後、怨霊となって雷神と化したという菅原道真を祀った神社です。

(参考:万事皆夢の如し~荏柄天神社の祭神:菅原道真~

初天神1月25日の縁日のこと。


筆供養

天神さまといえば、古くから「学問の神」として信仰されてきました。

荏柄天神社では、初天神の1月25日、使い古された筆や鉛筆などが持ち寄られ、習字上達を祈願する「筆供養」が執り行われます。


お焚き炉
使い古された筆、鉛筆、万年筆などがくべられます。

寒紅梅

拝殿に向かって右側に植えられている寒紅梅は、鎌倉一早く咲く梅として知られ、「筆供養」の時期には見頃を迎えます。

反対側には古代青軸が植えられていますが、この時期には少し早いかもしれません。






お焚きあげ
鶴岡八幡宮の神職による祭事の後、焚きあげられます

荏柄天神社

荏柄天神社は、1104年(長治元年)の創建と伝えられている古い神社です。

にわかにかき曇った空から、天神自筆の画像が舞い降りてきたといいます。

恐れた里人は社殿を建てその絵を祀ったと伝えられています。

そして、画像が降りてきたところには、イチョウを植え「神木」としたそうです。それが、今も境内にそびえる大イチョウです。





筆供養
https://www.yoritomo-japan.com/gyoji-maturi/fudekuyo.htm
荏柄天神社
https://www.yoritomo-japan.com/page041egaratenjinjya.htm
鎌倉手帳