源頼朝が創った武家政権の都「鎌倉」の歴史を中心に、関係地の伝説・文化や自然・寺社の花などの情報をお伝えします。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」「どうする家康」「光る君へ」ゆかりの史跡・寺社の情報も。
別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』
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の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。
2024年10月11日金曜日
2024秋の鎌倉:旧川喜多邸の一般公開
旧川喜多邸別邸
ヨーロッパ映画を日本に紹介した映画事業家・川喜多長政の別邸が無料公開されます。
10月12日(土)・13(日)
10:00~16:00
旧川喜多邸別邸
は、哲学者の和辻哲郎が居宅として使用していた建物を川喜多長政・かしこ夫妻が移築したもの。
海外から訪れる映画監督や映画スターたちを迎える場として使用されました。
アラン・ドロンも来たのだとか。
11月22日(金)~24日(日)には特別公開もあります。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2024湘南キャンドル~江の島の秋~
秋の江の島に浮かび上がる約1万基のキャンドル。
開催期間
10/20(日)〜11/4(月祝)
17:00~20:00
(最終入場19:30)
土日祝日は21:00まで
(最終入場20:30)
※雨天・強風の場合は中止
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2024龍の口竹灯籠~江の島・龍口寺の秋~
龍口寺
の
龍の口竹灯籠
は、参詣者の先祖や亡くなった方の供養、願い事の祈願が行われるイベント。
境内には青竹で作られた灯籠約3000基が並べられ、夕刻になると灯がともされて幻想的な世界が演出されます。
2024年は10月25日(金)・26日(土)の2日間。
午後5時~午後8時
龍口寺
龍口寺
は鎌倉時代の
刑場跡
に建てられた寺。
かつては灯籠流しが行われていましたが、2010年(平成22年)から「竹灯籠」に代わりました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2024年10月7日月曜日
「武家の都」の歴史が始まった日~源頼朝、鎌倉入り~
『吾妻鏡』によると・・・
1180年(治承4年)10月6日、
源頼朝
が率いる大軍が相模国へ。
翌日、鎌倉入りを果たした頼朝は、まず先祖の
源頼義
が建てた
鶴岡八幡宮
(由比若宮)を遥拝し、父の
源義朝
の旧跡(館跡)を訪問します。
由比若宮
鶴岡八幡宮
(由比若宮)は、1063年(康平6年)に前九年の役を平定した
源頼義
が創建した社。
出征する際、頼義は源氏の氏神である
石清水八幡宮
に戦勝を祈願。
その願いがかなえられたことを感謝して鎌倉の由比郷に
石清水八幡宮
を勧請したのだといわれています。
鎌倉に入った頼朝は、この社を小林郷に遷座し、武家の都の中心に据えました。
壽福寺
壽福寺
は
源義朝
の鎌倉之楯の跡に建てられた寺。
義朝はここを拠点に勢力の拡大を図り、
鎌倉権五郎景政
が開墾した
大庭御厨
の支配権に介入しています。
鎌倉に入った
頼朝
は義朝の旧跡に御所を置こうと考えていたようですが、土地が狭く、
岡崎義実
が建てた亡き父の御堂もあったことから、
大倉
(大蔵)の地を選んだのだといいます。
大倉(大蔵)には先祖の頼義館があったことも理由の一つのようです。
2024年10月6日日曜日
北条政子の日向参詣
日向薬師
(伊勢原市)
「この国に2つとない効験のある薬師如来」といわれていた
日向薬師
。
1192年(建久3年)の
源実朝
誕生時には
安産の祈願所
となりました。
1194年(建久5年)には、
源頼朝
が参詣して娘
大姫
の病気快復を祈願しています。
北条政子日向薬師参詣行列
(伊勢原市・道灌まつり)
『吾妻鏡』によると
北条政子
も二度参詣しています。
一度目は1210年(承元4年)6月8日。
北条時房
・源親広(
大江広元
の子)などが供をし、その日の夜には鎌倉に戻っています。
二度目は1211年(建暦元年)7月8日で
源実朝
の妻・
坊門姫
も一緒でした。
供は、
北条時房
・源親広・
小山朝政
・
結城朝光
・
三浦義村
・
葛西清重
・
安達景盛
・佐貫広綱・佐原兵衛尉・和田義直の十人。
それぞれに家来数十騎が並んでいたそうです。
翌日、灯りを灯す頃になって鎌倉に帰ってきたのだとか。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
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