白馬節会(あおうまのせちえ)は、正月七日に行われていた天皇が白馬(あおうま・青馬)を観覧する儀式。
中国の故事に基づいたもので「年初めに白馬(青馬)を見ると、邪気が払われ、無病息災で過ごせる」という信仰からのもの。
もともとは青毛の馬を用いていたため「あおうまのせちえ」と読ませていますが・・・
平安中期以降は白馬が用いられたため「白馬」と書かれるようになったようです。
※白馬の画像は、以仁王を祀る高倉神社の神馬。
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~正月7日の神事として伝承~
京都の上賀茂神社では「白馬奏覧神事」(はくばそうらんしんじ)、大阪の住吉大社では「白馬神事」(あおうましんじ)として「白馬節会」を伝承しています。
茨城県の鹿島神宮の「白馬祭」(おうめさい)は、源頼朝の又甥にあたる四代将軍藤原頼経が宮中よりもたらした祭事と伝えられています。
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