「仏涅槃図」は、仏教の開祖・釈迦が沙羅双樹の下で、頭を北にして、西を向き、右脇を下にした姿と、十大弟子をはじめとするさまざまな生き物が嘆き悲しむ様が描かれた図。
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泉涌寺の大涅槃図の大きさは、縦16m、横8mで日本最大級の巨幅。
3月11日(火)~17日(月)にかけて仏殿に掲げられた大涅槃図が特別公開されます。
9:00~16:30
泉涌寺は皇室の菩提寺。
源頼朝の要請を受けた宇都宮信房が月輪大師に寺地を寄進したことで伽藍が完成したのだといいます。
後鳥羽上皇・順徳上皇をはじめ、北条政子・北条泰時も月輪大師について受戒しています。
鎌倉に建長寺を開いた蘭渓道隆は第三世月翁智鏡との出会いが縁で来日しました。
第六世願行は、東寺を再興し、高野山の復興に尽力。
鎌倉に泉涌寺派の法燈を伝えた僧でもあり、長楽寺(安養院)・大楽寺・理智光寺を開き、伊勢原の大山寺を再建しました。
覚園寺開山の智海心慧は、願行から密を受けたといわれ、浄光明寺の愛染明王像、玉泉寺の胎内不動は願行作と伝えられています。
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東福寺の大涅槃図は、縦12メートル、横6.5メートル。
実物大のネコが描かれていることで知られています。
3月14日(金)~16日(日)にかけて本堂に掲げられます。
9:00~16:00
(受付は15:30まで)
※最終日のみ15:30まで
(受付は15:00まで)
国宝三門と国宝龍吟庵の特別公開も。
東福寺は、鎌倉幕府四代将軍九条頼経の父九条道家が建立を開始した寺院。
京都五山第四位。
寺名は、奈良の東大寺と興福寺から「東」と「福」の二字をとって付けられました。
特別由緒寺院の最勝金剛院は、源頼朝の征夷大将軍任官を実現させた九条兼実の廟所。
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