琵琶湖の西岸の白鬚神社は近江国最古の大社。
創建者は、垂仁天皇の第四皇女・倭姫命。
『日本書紀』によると・・・
倭姫命は、天照大神を伊勢の地に祀ったとされ、初代の斎王(斎宮)とされています。
斎宮は、伊勢神宮に奉仕した斎王のこと。
斎王は、未婚の内親王または女王のことで、賀茂神社(上賀茂神社・下鴨神社)の斎王と区別するため斎宮とも呼ばれます。
西京高校グランドの邸宅発掘調査では、「斎宮」「斎雑所」と書かれた土器などが発見され、斎宮邸の一つと判明しています。
紫式部の『源氏物語』~賢木の巻~では、光源氏と深い関係にあった六条御息所の娘が伊勢神宮に仕える斎王となっています(秋好中宮)。
建部大社は倭姫命の甥・日本武尊を祀る社。
日本武尊は倭姫命から草薙剣を賜ったのだとか。
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