源頼朝が信仰し、頼朝の三回忌が営まれたという瀧山寺の本堂背後には、近江国の山王権現(日吉大社)を勧請して創建されたという日吉山王社本殿が建っています。
山王権現は、徳川家康も信仰し、孫の家光が瀧山寺の境内に瀧山東照宮を建立した時に、日吉山王社本殿も再建したものと考えられています。
瀧山寺の聖観音菩薩及び両脇侍〈梵天・帝釈天〉像は、1201年(正治3年)、源頼朝の三回忌に運慶とその長男湛慶に造立させたものと伝えられています。
聖観音像は頼朝の等身大で、頼朝の鬚(あごひげ)と歯が納められているのだとか(X線検査の結果、胎内に歯らしきものがあることが確認されているらしい。)。
瀧山東照宮は、三代将軍徳川家光が瀧山寺の境内に創建。
瀧山寺が家康が誕生した岡崎城からみて鬼門(北東)にあたることから鬼門封じという意味もあるのだといいます。
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