武蔵国秩父郡吉田郷を本拠とした秩父氏の館跡。
秩父氏は重綱がの「武蔵国留守所惣検校職」に就き、武蔵国内の武士を統率・動員する権限を持って勢力を伸ばします。
やがて秩父氏は武蔵国の各地に進出。
重綱の長男・重弘の子重能は畠山氏
二男・重隆の孫は河越氏
三男の重遠は高山氏
四男の重継は江戸氏を称して勢力を拡大していきました。
碑に刻まれているのは万葉集に載せられているもの。
「武蔵嶺の小峰見隠し忘れ行く君が名懸けて我を音し泣くる」
(武蔵の山々の小峰に向かって、遠ざかっていく忘れられないあの人、その名を口にすると泣けてくる)
「大君の命畏み愛しけ真子が手離り島伝ひ行く」
(大君の仰せを恐れ多いと思い、愛しいあの子の手を離し、島伝いに航行していく)
秩父氏館は、秩父市立吉田小学校周辺だったと考えられています。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2022年の大河ドラマ