朝夷奈切通は、鎌倉と金沢(六浦)を結ぶ古道。
鎌倉側の入口付近には、1180年(治承4年)、源頼朝の挙兵に二万の大軍を率いて参陣した上総広常の屋敷があったのだと伝えられています。
この年の12月、源頼朝が新造の御所に入御する際に行われた「御移徒の儀」は上総広常邸を出発しました。
朝夷奈切通の入口にある「朝比奈の滝」。
「三郎の滝」とも呼ばれていますが、朝夷奈切通を一夜にして切り開いたという伝承が残る大力武勇の猛者朝比奈三郎義秀に因んで名付けられた名。
義秀は和田義盛の三男。
母は巴御前という伝承も。
朝夷奈切通を整備したのは三代執権の北条泰時。
鎌倉には塩田がなかったため、六浦から塩を運ぶ必要がありました。
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