別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2020年11月5日木曜日

増上寺~徳川将軍家菩提寺~





増上寺は、空海の弟子・宗叡(しゅうえい)が武蔵国貝塚(今の千代田区麹町・紀尾井町あたり)に建立した真言宗の光明寺を前身とするとされる。

1393年(明徳4年)に浄土宗第八祖酉誉聖聡(ゆうよしょうそう)が浄土宗に改宗し、寺号も増上寺に改められた。

正式名称は三縁山広度院増上寺(さんえんざん こうどいん ぞうじょうじ)。



1611年(慶長16年)、徳川家康の助成を受けて江戸幕府大工頭・中井正清が建立。

1622年(元和8年)に再建(重要文化財)。



三代将軍徳川家光の三男綱重の霊廟にあったもの。



1633年(寛永10年)に創建された鐘楼堂は、1945年(昭和20年)の空襲で焼失。

現在の鐘楼堂は戦後再建されたもの。


江戸三大名鐘の一つ。

「今鳴るは芝か上野か浅草か」



1974(昭和49年)の再建。



安国殿の本尊は恵心僧都の作と伝えられる阿弥陀如来立像。

黒本尊と呼ばれ、徳川家康が崇拝し、勝運・厄除けの仏として江戸時代から信仰をあつめてきた。




経蔵は、土蔵造で内部には、八角形の木造輪蔵を安置。



慈雲閣は、聖聰上人像、両脇にはその師・聖冏(しょうげい)上人像と当山中興の聰観智国師像が安置されている。



黒門(旧方丈門)は、慶安年間(1648-1652年)に三代将軍徳川家光が寄進したとされる。




貞恭庵は、十四代将軍徳川家茂の正室、皇女和宮ゆかりの茶室。



圓光国師堂は、2006(平成18年)に拝領した京都知恩院の法然廟の浄砂が納められた堂(旧景光殿)。




西向観世音は、鎌倉幕府五代執権の北条時頼が観音山(現在の東京タワー)に辻堂を建て、鎌倉街道に向けて安置したという石仏。



子育て安産の西向聖観世音にちなんで、1976(昭和51年)頃から建立されている地蔵尊。

現在では約1300体が安置されている。







増上寺






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