別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2019年1月27日日曜日

節分に撒く豆と鬼

 節分豆まき


節分とは、季節の分かれ目のことで、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことです。

中でも大切にされてきたのが立春の前日。

旧暦では立春の頃に元日がやってきました。

つまり、立春の前日は大晦日。

古代中国では大晦日に鬼払いの儀式「追儺」(ついな)が行われていました。

その習慣が日本にも伝えられ、宮中では平安時代の初期頃から行われていたようです。


さて・・・

何故豆をまくのか?

節分祭などで撒かれる福豆のことを「魔目」(まめ)とか「魔滅」(まめ)と書くことがあります。

「鬼の目に豆を投げつけて(魔目)、鬼を追い払う(魔滅・魔を滅する)」という意味があるようです。

京都の鞍馬にはこんな伝説が・・・

昔、鞍馬に鬼が出現したとき、毘沙門天のお告げがあって、大豆を鬼の目に投げつけて追い払ったのだとか。





~炒った大豆~

豆まきの時には、生の大豆ではなく、炒った大豆を使います。

生の大豆では、撒いた豆から芽が出てきてしまうため。

厄災を払い捨てるために撒くのですから、厄災の芽が出てきてもらっては困ります。

また、「炒る」は「射る」にも通じているのだとか。





~鬼の角とパンツ~

鬼が出入りする方角を鬼門と呼びます。

鬼門は丑寅(うしとら)の方角(北東)。

ということで、

鬼の角は牛(丑)を、パンツは虎(寅)を表しているということのようです。






☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 鎌倉の節分


豆まきの発祥は、
京都の貴船神社とも・・・
 豆まき発祥伝説


節分には恵方の方角を向いて
恵方巻きを食べます。
2019年の恵方は東北東。
 節分に食べる恵方巻き

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 2019鎌倉:桜の開花状況


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