三十三間堂内には、中央に本尊の「木造千手観音坐像」(国宝)。
その両側の階段状の仏壇には、1000体の「木造千手観音立像」が安置され、本尊背後にも1体の「木造千手観音立像」が置かれています。
千手観音立像は、1164年(長寛2年)創建当時のもの124体と、鎌倉時代の焼失後に造立されたもの。
重要文化財に指定されていましたが、45年間に及ぶ保存修理が終わったのを機に国宝に指定されることとなりました。
1001体の観音像が国宝に指定されたことにより、堂内の仏像の全てが国宝となります。
三十三間堂は、後白河法皇が平清盛に命じて創建した蓮華王院の本堂。
1183年(寿永2年)、木曽義仲の焼き討ちによって焼失した蓮華王院を再建したのは源頼朝でした。
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鎌倉との繋がりを求めて。