別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2018年3月23日金曜日

鎌倉大仏



『吾妻鏡』によると・・・

1238(嘉禎4年)3月23日、相模国深沢里で大仏堂の事始めがあり、僧浄光が勧進となって大仏の建立が始まりました。

そして、1243年(寛元元年)6月16日、阿弥陀像が完成して開眼供養が行われます。

このときの大仏は木製でした。

しかし、1247年(宝治元年)、木製の大仏は台風で崩壊してしまったのだと伝えられています。




1252年(建長4年)8月17日、深沢里で新たな青銅製の大仏の鋳造が開始されました。

いつ完成したのかは不明ですが、それが現在の鎌倉大仏です。




ただ、日蓮が1268年(文永5年)10月11日付けで「大仏殿別当あての書状」を書いていることから、それ以前には大仏の鋳造が終了し、大仏殿も完成していたのではないかと考えられているようです。




大仏の胎内に入るとその鋳造過程がなんとなくわかります。

かなりの高度な技術が使われ、鋳造は30回以上繰り返えされて行われたようです。


 大仏殿礎石

大仏の周りには大仏殿の礎石が多数残されています。

現在の青銅製の大仏も、かつては大仏殿の中に安置されていました。

高さ40メートルにもなる巨大な大仏殿だったと伝えられています。

『太平記』や『鎌倉大日記』などの文献によれば、大仏殿は数度にわたって倒壊し、その都度再建されてきたようですが、1495年(明応4年)(1498年(明応7年)とも)の津波で倒壊して以後は再建されず、露坐の大仏となってしまいます。


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