鎌倉時代には宋の建築様式が輸入され、その代表的なものが東大寺の南大門にみられる「大仏様」と円覚寺舎利殿にみられる「禅宗様」です。
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舎利殿は円覚寺の塔頭正続院の中心をなす建物。
現在の舎利殿は、鎌倉尼五山の一つ太平寺の仏殿が移築されたもの。
開山堂前の昭堂(礼堂)で、仏舎利を祀っていることから「舎利殿」と呼ばれています。
日本最古の唐様(禅宗様)建築物、そして、鎌倉で唯一の国宝建造物です。
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太平寺の仏殿は、1284年(弘安7年)頃には建てられていたと考えられています。
太平寺は、1556年(弘治2年)、安房の里見義弘が鎌倉に攻め入った際、住職の青岳尼を連れ去って妻としたことから、北条氏康(後北条氏)の怒りを受けて廃寺とされてしまいました。
その後、1563年(永禄6年)の大火で正続院の諸堂が焼失してしまったことから、氏康は太平寺仏殿を移築して昭堂としたのだそうです。
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舎利殿の仏舎利は、三代将軍源実朝が宋より請来したもので、大慈寺に安置されていたましたが、1285年(弘安8年)、九代執権北条貞時によって円覚寺に移されました。
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GW特別拝観
GWの円覚寺舎利殿特別拝観は、5月3日(水)~5日(金)。
拝観時間は9:00~16:00
拝観料200円(円覚寺入山料とは別)
方丈では呈茶席が設けられるようです(1000円)。
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参考までに、横浜にある神奈川県立歴史博物館には、舎利殿が復元され、内部の様子も詳しく見ることができます。
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