別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2017年3月17日金曜日

鎌倉:極楽寺の仏生会~本尊開帳・忍性墓特別参拝~

 極楽寺仏生会


 極楽寺清凉寺式釈迦如来


極楽寺本尊は、京都清凉寺三国伝来の釈迦如来を模刻したもの。

年に一回公開されています。


 京都:清凉寺
(京都)


古代インドのコーシャンビー国の優填王(うでんのう)は、釈迦が母摩耶夫人(まやぶにん)に法を説くため不在となったことを悲しんで、栴檀(せんだん)の木で釈迦の等身の像を造らせたのだといいます。

のちにこの像が中国に伝えられました。

983年(永観元年)、入宋した東大寺の僧奝然(ちょうねん)は、台州の開元寺でこの像を拝します。

そして、985年(寛和元年)、その像を模刻させて日本に持ち帰りました。

それが清凉寺に伝えられる釈迦如来立像です。

インド~中国~日本に伝わったことから「三国伝来の釈迦如来」と呼ばれています。


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 忍性塔


忍性塔(墓)は、高さ357センチの安山岩製の巨大五輪塔で、1303年(嘉元元年)7月12日、極楽寺で示寂した開山忍性の遺骨が納められています(国重文)。

鎌倉時代後期の特徴を伝えたもので、当時の典型的な様式だといわれています。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆

4月8日は釈迦の誕生日。


今のところの予想では
桜も見頃かと・・・


(桐ヶ谷桜)

北条時宗のお手植えと伝えられています。

材木座の桐ヶ谷が発祥といわれることから桐ヶ谷桜と呼ばれます。

桐ヶ谷桜は、京都御所の左近の桜として植えられたことでも知られ、後水尾天皇が桜の前を通った際に、御車を返してその美しさを楽しんだことから「御車返し」とも呼ばれます。


 極楽寺


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 鎌倉の桜


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