極楽寺の本尊は、京都清凉寺の三国伝来の釈迦如来を模刻したもの。
年に一回公開されています。
(京都)
古代インドのコーシャンビー国の優填王(うでんのう)は、釈迦が母摩耶夫人(まやぶにん)に法を説くため不在となったことを悲しんで、栴檀(せんだん)の木で釈迦の等身の像を造らせたのだといいます。
のちにこの像が中国に伝えられました。
983年(永観元年)、入宋した東大寺の僧奝然(ちょうねん)は、台州の開元寺でこの像を拝します。
そして、985年(寛和元年)、その像を模刻させて日本に持ち帰りました。
それが清凉寺に伝えられる釈迦如来立像です。
インド~中国~日本に伝わったことから「三国伝来の釈迦如来」と呼ばれています。
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忍性塔(墓)は、高さ357センチの安山岩製の巨大五輪塔で、1303年(嘉元元年)7月12日、極楽寺で示寂した開山忍性の遺骨が納められています(国重文)。
鎌倉時代後期の特徴を伝えたもので、当時の典型的な様式だといわれています。
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4月8日は釈迦の誕生日。
今のところの予想では
桜も見頃かと・・・
桜も見頃かと・・・
(桐ヶ谷桜)
北条時宗のお手植えと伝えられています。
材木座の桐ヶ谷が発祥といわれることから桐ヶ谷桜と呼ばれます。
桐ヶ谷桜は、京都御所の左近の桜として植えられたことでも知られ、後水尾天皇が桜の前を通った際に、御車を返してその美しさを楽しんだことから「御車返し」とも呼ばれます。
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