各寺では、釈迦の誕生を祝う「花まつり」が行われます。
仏教の開祖・釈迦は4月8日に生まれたのだといいます。
そして、生まれるとすぐに7歩あるき、右手で天を左手で地を指して「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)と唱えたといいます。
「我」は釈迦本人の事を指すのではなく、個々人を指し、「それぞれの存在が尊いものである」という意味なのだといいます。
誕生仏は、その時の様子を表しているものです。
釈迦の誕生を祝う法会を「灌仏会」(かんぶつえ)といいます。
降誕会(ごうたんえ)、浴仏会(よくぶつえ)などの別名もありますが、桜の季節の行事であることから「花まつり」とも呼ばれるようになりました。
「花まつり」では、花御堂の中の水盤の上に誕生仏が置かれ、甘茶をかけて釈迦の誕生をお祝いします。
今年の鎌倉の花まつりは、文字どおり満開の桜の中で催されそうです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
最大9日連休!