長谷寺の縁起から始まる紙芝居したが、この投稿では、観音山のアジサイにまつわる話のアラスジを紹介させて頂きます。
昔、相州鎌倉長谷の村に観音山在り
極楽西方浄土と伝う地に
華を咲かせたいと願う老師は
ある夜、霊夢を見た
一人の童女が観音山に向いて
この山に花を咲かせ給えと祈祷すると
空に七色の雲が湧き出で
やがて山神が現れた
雨の神は恵みの雨を降らせ
風の神は袋より花を吹き出させた
たちまち観音山は紫陽花の花が咲き誇り
極楽浄土のごとき七色の華で埋め尽くされた
目覚めた老師が山を眺めると
確かに絢爛な華の山になっていた
老師はたいそう喜び
山中に千手観音を祀りて祝福した
長谷寺のマツダさんによる紙芝居。
長谷寺縁起からはじまり、観音山にアジサイが咲き誇るまでの物語を語って頂きました。
この紙芝居の絵は、マツダさんが描いたものなのだそうです。
観音山は、間もなくアジサイの見頃を迎えます。
観音山の千手観音
(紙芝居に登場した観音さま)
紙芝居の最後の絵は良縁地蔵でした。
紙芝居で配られた飴
紙芝居で配られた飴は、長谷寺オリジナルで「和み地蔵」が描かれています。
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6月の鎌倉は!アジサイ!